公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件
最初に
このまとめは、二次創作、ファンコミュニティ、公式とファンのSNSを使用したコミュニケーション関係全般の問題提議と提案をするために作成したものです。拡散を期待して、刺激的なタイトルにしました!(※事実です。)
ぜひ一緒に考えて頂きたいです。よろしければ拡散をお願いいたします。
沢山の大事な「推し」のいる方に読んで頂き、この機会に少しでも考えて頂けたら幸いです。
作成者 あかい
トルーパーからの同人バブル世代の古の腐女子。二次創作同人歴は20年以上。職業はフリーランスのIT土方(上流)。
対象
腐女子(特に二次創作を愛する者)、夢、オタク、ドルオタ、とにかく愛する推しのいる方。
- 最初に
- 前提
- そもそも公式凸は何が問題なのか?
- そもそもファンとは何なのか。
- 提案
- そもそもその意見は正しいの?
- 公開で意見・要望をするデメリット
- 空気は感染する
- 公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件
- まとめ
前提
①SNSの普及で漫画家や制作側と直接ファンがコミュニケーションが取れるようになっている。それに伴うトラブル=公式凸が問題になっている。
→追記:夢、腐、非公式のノマカプのいわゆる二次創作ファンが、絶対のはずの公式に自分の妄想を意見や要望として、一次創作に求めて良いのか、Twitterで議論になった。
→ついには公式凸がYahoo!ニュースにまでなってしまった。
②自ジャンルでは、公式アカウント、公式関係者、コラボ先企業などいわゆる公式アカウントへの公式凸が一年以上常態化しており、他ジャンルではあまり類を見ない状況になっている。
追記:公式が自分の希望した展開と違う、自分が思うこうあるべき公式とは違う=公式が間違っていると一貫して主張し続けている。
※これらは極一部です。
そもそも公式凸は何が問題なのか?
様々な問題点が考えられる。
①コミュニケーションの質の問題。
⇨SNSの普及で昔ならば、一生口を利く事もなかったであろう、漫画家やアニメーターなどの表現者や制作側と、コミュニケーションが直接取れるようになっている。
当然だが向こう側にいるのは人間である。コミュニケーションの取り方を誤れば、筆を折るような大惨事にもなりかねない。
②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題。
⇨特に二次創作を愛する者はグレーゾーンで活動するため、「公式には当たらず障らず迷惑を掛けず」というのが暗黙の了解になり、烏合の衆であっても「自衛」と「二次創作を守る」という目的で公式から提示された明確なルールがなくても、自制的な行動が取れていたが、現在ではその暗黙の了解が通じなくなってきている。(という懸念。)
*1
③個人の発言の責任&営業妨害にあたる可能性の問題。
⇨公式のアカウントはオタクだけではなく、一般の人や子供、企業関連の人が見る可能性がある企業の広報ツールである。営業妨害に当たるようなデマを流布すれば、個人も責任を追及される現代において、ファンや個人は免罪符にはならない。
④表現の自由の尊重の問題。
⇨①に類似するが、作品にファンは感想や感謝は伝えられても、方向性には口を出せない。それこそ推しが死んでも結婚しても、泣いて愚痴る事や、自分の所持している単行本を燃やすことは出来ても最終的には受け入れ、二次創作で消化するのが腐女子の美学であろう。当然ながら、ファンの多数決やグッズの売れ行きで生き返らせたりできるものではない。
作り手が「自分の良いと思った作品、作りたい作品を、自分の思い通りに作れる」ことを、「正義」としなければならない。
創作はサービス業ではないし、編集者でもクライアントでもないファンは、創作には関われない。
⑤ファンが減る可能性の問題。
⇨炎上と喧嘩はネットの花という部分もあるが、それは自分に関係ない、完全に第三者の場合である。人が言い争うのを見る事自体を嫌がる人も一定数いる。
好きな漫画家が炎上して叩かれて、喜ぶ人は少ないだろう。アンチでもなければ。
民度という言葉があるように、特に女性はファンがめんどくさそうなファンの多いジャンルを避ける傾向がある。
なお今回の件で取られたアンケートでは以下の結果が出ている。
ついでに聞かせてー!
— あかい@8/19インテ5号館/ツ25a (@tinyalice_akai) August 30, 2018
自分の好きな作品の公式が腐や夢やお客様意識の強い自称ファンの公式凸で炎上するのは見てどう思いますか?
※RTに公平性があったとは言えないため、数値の信ぴょう性は怪しいが、少なくとも約3割が公式凸でファンが減る可能性がありうると答えており、約8割の人が公式凸が原因の炎上が悲しいと答えている。
公式凸が原因で、ファンが減る可能性は高い。
⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題。
金を払っている顧客であれば、子供向けの作品や男性ファンが多いような作品の公式アカウントに、マイノリティである大きなお友達や腐女子が空気を読まない要望や意見をする事を、良しとしてしまって本当に良いのか。オタク全体のマナーの話。
⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題。
公式アカウントはファンへの公平性を担保しなければならない存在である。
公開で一部の声のでかいファンの要望を聞いてしまうことの、ファン同士の依怙贔屓感からくる争いにつながる危険性。
それ以外にも問題は多数あると思われるが、ここでは、特に②と⑤と⑥と⑦の問題をメインとして取り扱う。
そもそもファンとは何なのか。
⑤ファンが減る可能性の問題に関連する話になる。
※ここは書き手の私見が入るため、異論は多数あると思うので、一旦、私の一人称で語る。
まず前提として、私は漫画・アニメ版権の二次創作も行っている腐女子だが、舞台・アイドル(モノノフ)などのいわゆるナマモノの追っかけも兼務する舞台オタ・ドルオタである。なおナマモノ同人経験もある。
私はファン活動とは、布教活動と見返りを期待しない投資活動であると思っている。
特にアイドルが明示的だが、コンテンツビジネス全般は、新規ファンを常に獲得し続けないと寿命が尽きる。
今いるファンは、必ず時間の経過と共に減って行く。私達が推しのあの輝きを浴び続けるためには、新規が入りにくい空気感を作ってはいけないし、次の大箱ライブやCD発売に繋げるために、必死で布教活動をする。
例え推しは違っても、私達は同じアイドル、同じ舞台、同じ作品を愛する仲間であるという、ファンの暗黙の連帯感が存在すると私は信じてきた。
実際、推しの顔に泥を塗らないように、一般社会のマナーを守る、地域復興のイベントでは地域に積極的にお金を落とすなどの、「ファンの誇り」を持つにいたる公式とファンの関係の良い循環を見ている。(勿論、モノノフにもマナーの悪い者はいる。でもそれは必ずファンの間で悪とされるし、個人の自由などと許されることはない。)
ファンがファン同士で争い、ファンが減ることを喜ぶようなファンはいないと信じてきた。ファンが減ればそれだけ、コンテンツの寿命を削るからだ。
ファンには勿論、色んなファンがいる。子供もいれば、男性もいれば、女性もいれば、ライトファンも、濃いオタクもいる。推しへの金の使い方は人それぞれである。CDを家族で1枚買うファンもいれば、1人で100枚買うファンもいる。でも漏れなく、推しを愛して支えるファンであり、推しを養う財布である。その時に、個人単位のファンの金の使い方について批判する必要もランクをつける必要も、マウントを取り合う必要もない。(勿論オタク向けのビジネスはある。しかしライト層を除外する必要はない。)
私達は推しの永遠を夢に見る。不可能な夢だと分かっていても、夢を見る。私の推しの緑は引退してしまったけど、それでも私は夢を見た。泣いたけど、それが生きている人間を推すということである。
推しが次に出した楽曲が方向性が変わりすぎて気に入らないかもしれない。メジャーデビューしたら曲が一般向けになってしまい、好きだった毒がなくなってしまうなんてことはよくある話だ。
その時に裏切られた、今まで使った金返せ!と思うようなら、お金を使ってはいけない。そう思うようなら、オタクに向いていないのだ。
推すとは、見返りを期待しない、推しの未来へ繋げるための投資活動である。そこで金出した俺達の言う通りにしろと言い出すような、毒親のようなファンにはなってはいけないし、一個人の意見を通すために、クレームを入れ続けるようなクレーマーや、推しの扱いを関係者に抗議し続けるようなモンスターペアレントになってはいけない。そんな苦しくて辛いことに、あなたの貴重な時間やお金を使ってはいけない。
クライアントならば、クライアントの意向通りに作品を作る必要があるが、ファンはクライアントではないのだ。
ファンは制作には関われない。展開が気に入らなければ、離れることができるし、買わないという選択が出来る。ファンには選択の自由があるから、対等である。
引退する推しにアイドルを続けろと強要することはできないし、間違っているとクレームを入れ続けても、原作内で死んだ推しキャラはファンタジー作品でもなければ生き返らない。
推しは人生のある人間だし、作品の向こう側にいるのも意思のある人間であり、1ファンが侵害できない表現の自由がある。
自分の好きな作品を見たければ、最終的には自分で書くしかない。そういう意味では、自分の好きな理想の続きを作るのが妄想であり、二次創作である。
色んなファンがいるだろう。ここではどのファンが正しいという議論がしたい訳ではない。
色んなファンがいるという前提のもとで、あなたの推し作品や推しアイドルや推しキャラの笑顔をこれからも見続けるために、様々な価値観のファンが共存して行くため、多様化に対応して行こうという提案をしたい。
提案
それでも作品の展開に、どうしてもここをこうしたらもっと売れるのに、面白くなるのにと、一言言いたくなってしまうことはあると思う。人間だもの。
(※差別的な表現や不具合など、公開で批判すべき内容はここでは除外する。)
その場合は、
①ご意見は第三者の見れる公式アカウントに直接ではなく、ご意見フォームなどのクローズドな場所で。
(意見を公式に言いたいという要件は、公開で公式アカウントに直接しなくても満たされるはずである。)
②感想や批判は匿名掲示板や自分のブログや自分のアカウントに、公式タグをつけずに好きなだけどうぞ。
(公式は見たければ検索して見るだろうから大丈夫。)
定番ではあるが、この二つを改めて強く提案したい。
公式を批判することを悪としているのではない。
公式アカウントは企業の広報ツールである。個人のアカウントとは違う。予算を使ってスタッフを使い運営しているものだ。
当然、オタクだけが見るものではなく、一般の人、子供や、男性、女性、これからその作品とコラボしようと考えている企業関係者だって見るだろう、言うなればお店の入り口、玄関である。
スーパーの入り口でクレームを大声で叫んでいる人がいれば、他の客は入店を避けるし、「お客様、バックヤードへどうぞ」と必ず裏へ案内される。
もしその店のファンで、店を潰したくないのなら、料理に虫が入っていても、他の客に気づかれないようにそっとお店の人に教えるだろう。
好きな作品を潰さないための、ファンやオタクとしての質の向上の提案である。
そもそもその意見は正しいの?
⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題についてに関連する話。
オタクはマイノリティだ。Twitterでは自分と同じ嗜好の人だけをフォローしてるから、オタクに関するワードが度々トレンド入りするから、自分がさもマジョリティのような気がしてくるかもしれないが、腐女子やコミケに参加するような層が世間のマジョリティになることは絶対にない。気のせいだ。
誰もがエロ絵やBLを見たい人ばかりではないし、子供だってそのお母さんだってPTAだってTwitterを見る。
ゲームがマニアの意見ばかり採用していれば、マニアックになりすぎたり、難易度が上がりすぎて商品は売れなくなる。
銀魂の実写映画をどれだけ原作ファンが、「土方さんはそんなこと言わない!」と批判しても、映画のチケットは売れ続けている。
女子が戦う幼女向け作品の子供もお母さんも見ている公式アカウントに、大きなお友達が、「キャラにパンチラをさせればもっと円盤は売れる!俺なら買う!」としつこく公開で要望するのは、本当に正しいことだと言えるだろうか?そりゃあなたは買うかもしれないけどさぁ。。。
だからあなた個人の意見が、商業的にも一般的にも絶対的に正しいなんてことはありえない。下手するとあなたがボコボコに叩かれて終わりだ。
あなたの萌えは誰かの萎えかもしれないし、あなたが原作で見たくない気に入らない女性キャラは、必ず誰かの推しキャラだ。
漫画やアニメは、今や一部のオタクだけが楽しむものではない。勿論、本来のユーザーだった子供だっている。
あなたの意見が通った所で、絶対に売れるとは限らないのだ。
オタクには自分が「少数派」であるという自覚が必要である。
だからこそ、一般の人がくる映画館にコスプレで行っては行けないし、聖地巡礼でお金を落とすからと、我が物顔で聖地に住む人達に迷惑を掛けて良い訳ではない。マナー違反を繰り返せば、聖地巡礼という楽しみ自体を禁じられてしまう。それが社会の仕組みである。
公開で意見・要望をするデメリット
⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題の話。
公式アカウントは公平性を担保しないといけない存在である。
一部の意見を公開で聞いてしまうと、味をしめた層が必ずエスカレートする。ソーシャルゲーム系で発生する詫び石乞食と同じである。クレームは必ず裏で個別に処理しなければいけないのは商売の鉄則だし、味をしめさせてしまうと厄介なことになる。
クローズドの意見ならば、採用に至っても、誰の発した意見なのか、第三者に気づかれずに済むというメリットがある。
公式が公平性を欠くと必ずファン同士で争いが生まれる。自ジャンルの公式アカウントがあんなことになっているのは、これが原因である。
公式が公開のクレームに言うことを聞いてしまい、味をしめさせてしまった。公式が初手を間違えたのだ。
最近、許斐先生が炎上したのは、ファンへの公平性が疑われたからだ。この場合、公式だけではなく、贔屓されたと噂された罪のない一ファンが一方的に叩かれる悲しい方向に向かってしまった。
こちらもニュースになっている。
空気は感染する
今もどこかで公式凸は続いている。ただし、大抵は自浄作用が働き沈静化している。今の所。
ではなぜ、自ジャンルではいつまでたっても沈静化しないのか。
「これはいけないことである」という空気感を醸成できなかったのが原因だと考えている。
腐の世界では、棲みわけとして地雷=嫌なものは見ない自衛をする、ブロックして視界に入らないようにするというのが、Twitterの正しい使い方になっているが、それが悪い方向に作用してしまった。
いつだって、公式凸をする人間は少数だ。そのうち収まるだろうと見て見ぬ振りをしているうちに、公式凸する側の論理に影響を受ける人が増えてしまい、それが当然の権利だと感じる人が自ジャンルでは増えてしまった。空気は感染するのだ。
今回、私の呟きをリツイートしたのはいつもの人、数人が含まれる6人だった。いつものと書いたのは、いつも私の呟きを批判的にリツイートする公式凸が趣味?の人達である。
推しカプ違うなら見なきゃいいのにねー!
実際、もっと炎上するかなーと思っていたけど、直接、意見をしてきたのはたった5人。
匿名で嫌味を送ってきたのは、WEB拍手1人、マシュマロ1人だった。
実際に公式凸している人数は少ないだろうと思っていたけど、やっぱり少なかった。
今、SNSで炎上させるのって難しいのねぇ。。。
しかし、示威的なリツイートされた以下のアンケートでは、意見だから仕方がないと88%の人が答えている。(残念ながらバズらなかったので、偏った人しかリツイートしなかった。)
っていうか、公式の不備ってなんだろう・・・?自分が気に入らないの間違いでは?
あかい様のアンケートは「はいorYes」の無意味なものでは無いかと判断致しましたので、アンケート失礼致します。
— 🐧 (@_pengiiiiiiiin) August 30, 2018
自分の好きな作品が公式凸(ユーリの場合は公式の不備による物、またはその疑問へ対するものが多いと判断した上で)されるのを見て
繰り返しになるが、その不備によるとされる公式凸がこれである。
結果、公式凸を見たくないファンが公式アカウントをブロックするという、残念で本末転倒な方向に進んでいる。
完全に営業妨害である。
公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件
さて、お待たせしました。表題の「公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件」である。
これは
①旧来あったはずの暗黙の了解が通じなくなっている(腐は公式に見つからないよう潜むべきという価値観や、オタクは一般の人に迷惑をかけてはいけないという道徳の価値観)
②SNSで作者や制作側との距離感が、確実に変わってきている(作り手側に敬意がもてなくなり、完全に上からのお客様目線になっている)
③不快な人がいるからやめましょうという、ネットマナーは通じなくなってきている
④自分さえ良ければ良いという感覚を、恥とは思わない人がいる
⑤公式の出した設定や作品性にファンが口を出し変更させる事を、金を出す顧客の言うことを利くのが当然と感じるお客様意識の強い人が増えている
という分かりやすいサンプルにしようと、意図的に仕掛けたものである。
※昔からこの手の人は一定数いて、電話や手紙で処理されていたし、匿名掲示板で棲み分けをしていたとのだと思う。SNSの普及で見える化した問題である。これからも発生し続けるだろう。
拡散を狙って、いっその事、私が叩かれても良いから炎上してくんないかなー!と思っていたので、わざと挑発的に書いています。感じ悪くてごめんなさいねー!
なお全部転載すると長すぎるので全部の転載はしていません。(ダブっている内容や必要ない部分は省きました。)
全部が見たい方はTwitterでどうぞ。
このやりとりを見て、公式凸をする人達の意見の方が正しいと感じる人がいるかもしれない。
でもこれは間違ってると思う人を増やさないと、私達は大事な仲間を失い、作者や制作関係者を無駄に傷つけ、愛する作品の未来を奪い、グレーゾーンを守れず、秘密の花園やコミケを近いうちに追われてしまうだろう。
※なぜか二個ずつ表示されてしまう。。同時に会話してるので、分かりにくい部分があるかもしれません。
二次創作や同人界隈で、対価を払ったから凸が当然の権利だった時代なんか、今も昔もないです。
— あかい@8/19インテ5号館/ツ25a (@tinyalice_akai) August 29, 2018
最近になって、凸する権利が侵害されるようになったという認識はおかしいです。
人に理解を求める前に、まず客観的に自分を見てくださいね! https://t.co/TswD5RgBtu
注意してみました。公式凸をする権利の侵害というパワーワードに痺れます。。。
※9/11追記 御本人は公式凸はされていないとのことです。二次界隈とは公式のことで、二次創作や同人界隈のことでは無いとのことです。
対価を払ってるから公式に非公式カプの沖神やamazや指輪を求めたり、キャラディスるのは当然の権利ってことですかね?
— あかい@8/19インテ5号館/ツ25a (@tinyalice_akai) August 29, 2018
公式に凸してるのは、私一人じゃないから、理由があるから正しいって凄い理論じゃない?
大半がそんなマナー違反してないのに、赤信号みんなで渡れば怖くないってことじゃーん。
※ 検索に引っかかるのを狙いつつ煽ってみました。
以降、刺激が強いやりとりかもしれませんので別記事とします。
平気な人だけどうぞ。
まとめ
②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題に関する話になります。
私は今回、今も燃え続ける自ジャンルを何とかしたくてこんな文章を長々と書いている訳ではない。
自ジャンルに関してはもう公式が何とかしないと無理だと思うよ。
少なくともコラボ先や制作関係者の個人アカウントへの突撃は注意しようよ〜。。
こんな状態です。
昔、二次創作は公式や一般の人の目からは隠れなきゃいけないものだった。
だから我々は、電車の中で薄い本を読まず、同人封筒を使わずに返信用封筒に62円の切手を貼って中に入れて問い合わせをし、個人サイト時代は一ページ目に注意書きを長々と書き、エンターキーの場所を分かりにくい場所に隠し、毒吐きネットマナーを読んで、URL請求サイトを作った。
それはグレーゾーンである秘密の花園を皆で守るという仲間意識と、生き残るための戦略としての公式に迷惑を掛けないという配慮や自衛からくるものだったはずだ。(昔だって、公式に薄い本を送りつける人はいたが、少なくとも悪いこととされていたし、秘密裏に処理されていた。秘密裏に処理されなかったのがポケモン事件である。)
pixivが出来て、SNSでオープンにオタクや腐女子が語るようになり、遠かった作者や制作側と直接コミュニケーションを取れるようになり、敷居は低くなり「コミケにお客様はいない」「二次創作はグレーゾーンであるがゆえに目立たないようにしないといけない」という、共通幻想は揺らいでいる。
我々は当然知っている、分かっているだろうと思い込んでいることを、実際に知らない人達がいる。
私は昔は良かったという話をしたいのではない。時代は変わる。その時代に合わせて、我々は変化し社会に合わせて常識を再構成し、今まで生き残ってきたはずだ。
グレーゾーンに生きるマイノリティの私達は、可能な限り、一般の人や、公式に迷惑を掛けないようにしないと生き残れない。(実際、今だって腐やオタクであることを社会に隠して生きている人は多いはずだ。)
少なくとも公式には「敬意」と「感謝」と「誠意」を見せ続けないといけない。
お金を落としている我々の当然の権利だと、デカイ顔で公式に公開で個人的な要求をしてはいけない。無駄に荒れる元だ。
向こう側にいるのは人間だ。心象ってものがある。
公式とファンの関係は、絶対にもっと幸福で、愛溢れる関係が築けるはずだと私は知っているし、信じている。
私達は新規の客を歓迎し、推しが違ってもファンが増え、推しを支える財布が増えたことを、コンテンツの寿命が伸びることを喜び、これからも布教活動に努めないといけない。
二次創作はファンアート=布教活動が建前だ。ファン同士が数でマウントを取り合ったり、ファンを減らすためのものではない。
推し作品のファンである喜びと誇りを持ち、作家や制作サイドに感謝し続けなければいけない。ファンは作品の消費者ではないのだ。消費すれば作品はなくなってしまう。
そして我々、過去の歴史を知る者は、新しく入ってきた何も知らない人達に、過去の悲しい事件を語り続けなければいけないし、教え、時に注意をしなければならない。
歴史を知っていれば防げたことを繰り返し、見せしめに磷付にされる運が悪く気の毒な人を、二度と出してはいけない。
推しの笑顔と自分の幸福ができるだけ長く続くように。
だから私達は、「コミケに徹夜で並んではいけない」と言い続けないといけないし、公式の営業妨害になりかねないし、ファンを減らしかねないから「公式凸はいけない」と言い続けないといけないし、「コミケにお客様はいない」と言い続けないといけない。
子供向けのコンテンツではR18表現の公開に気をつけろと注意喚起し、どのジャンルでも刺激の強すぎる見る人を選ぶイラストはプライベッターなどでワンクッション置かなければいけない。
私達は、公式にグレーゾーンを見て見ぬふりをして頂ける感謝と愛を、思い出し、再び暗黙の了解でゆるく結束しなければならない。
今ある自由が、当たり前に永遠に続く権利だと思ってはいけない。
公式に禁止されていないから、何をしても良いという空気を醸成してはいけない。必ず、公式に確認しようとする者が現れる。
少なくとも(特に)日本人は空気を読む。ジョジョの公式アカウントに、公式絵に推しカプが隣に並んでないから間違ってる!と突撃していくような向こう見ずな馬鹿はいない。絶対に、ここなら許されると判断してやっているのだ。許斐先生に失礼な口をきいたら、我々信者が絶対に許さない。
私達にはもう腐が悪い、夢が悪い、NLが悪いと、罵り合ってるような余裕はない。
推しカプが違おうと、私達は同じ作品を愛するファンである。
推しジャンルは違っても二次創作を愛し、徐々に狭くなっていくグレーゾーンに生き、秘密の花園を守り、コミケのお客様ではなく参加者である同じ穴のムジナだ。
時代が変わり、法律も環境も変わり、我々が秘密の花園を完全に追われる日がくるかもしれない。
誰もが公式に禁止されていないと、好き勝手な事をして、一般や公式に迷惑をかけたり、ファン同士で争っていれば、必ずその日は早くやってくる。
その日が出来るだけ遠い遠い未来であることを、私は祈っている。
あなたが愛する推しと、一日でも長く一緒に幸福な日々を過ごせますように。
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
ご一考頂けますと幸いです。
※なお、私はオープン腐を守りたいとは全く思っていない。そんなものが当然の権利だと思わない。
また何か大きな事件でも起きれば、二次創作アカウントは鍵を掛けるのが常識に変わるだけの話だと思っている。
その時に対応すれば良いし、オープン腐を守りたい人が守るための活動をすれば良いと思います。
※女性向け二次創作でコミケの重要度が下がっているのは認識していますが、ここでは二次創作を守るシンボルとして「コミケ」を使っています。
同人誌は販売ではなく頒布、「コミケにお客様はおらず参加者しかいない」の精神は大事。
*1:※外から見れば二次創作のグレーゾーンなんか勝手に言ってるだけの著作権侵害だろ!知るか!って方がいるのは重々理解しております。
それでも我々は東に公式から訴えられる者あれば急ぎ当てはまる作品を消し、西に脱税で摘発される大手サークルがいれば慌てて確定申告に走りと、時代の変化に合わせて、同じ穴のムジナの連帯感とコミケにお客様はいません!の精神で、グレーゾーン=秘密の花園を守る努力と自衛をしてきた歴史があります。
現在では二次創作全般を禁止する公式や、公式グッズとバッティングするようなグッズの作製を禁じる公式が増えている。
なぜ同人女はすぐ学級会を開くのか。それはグレーゾーンの中での自由を守るためには、時代や環境の変化に合わせて変化=進化し、社会の中に適合し生き残っていく戦略として、我々には耐えず議論と情報収集とやってはいけないこと=マナーのアップデートが必要だからである。特定のジャンルの一人が公式に訴えられたけど、うちのジャンルには全く関係ないはありえないし、過去に起きた事件はくりかえし、戦争の悲惨さを語り継ぐように語り続けなければ我々はこの大事な秘密の花園を守れない。
公式が禁止していないから何でも私の好きにして良い!と、言わせてしまう空気を作ってはいけないのだ。そうなれば必ず公式にどこまでOKかを確認しようとするものが現れる。公式に確認すれば、グレーだったものは、一瞬で黒になる。