(匿名掲示板開示事例)公式凸を注意したら、過激派ファンに誹謗中傷されまくったので同人PNで発信者情報開示してみた件

最初に

・このまとめは、2019年6月判決の私が原告の発信者情報開示訴訟の判決文からの抜粋をメインに構成した、文字通りの体を張った実録記事です。誹謗中傷を行った発信者を批判する目的で作成した記事ではありません。

・この記事は発信者情報開示訴訟を安易に勧めるものではありません。

・現在、引き続き開示された発信者に対して、損害賠償請求中のため、発信者の書き込み内容が特定される部分はマスキングしています。それ以外は裁判所側の作成した判決文をスキャンしたものの原文ママとなっています。

・同様の理由で、発信者側の弁論の詳細は記載しません。一旦、反論の概要のみ記載いたします。

・同様の理由で、事件番号は伏せさせて頂きます。ただし、訴訟の真偽に議論時間を割かれることを作成者は望みません。弁護士・メディアからの正式な問い合わせには事件番号を開示します。

(メールフォーム:事件番号の問い合わせからお問い合わせ下さい。)

 ※個人からの問い合わせには一切開示しません。法律相談時の参考等に使用したい場合は、相談予定の弁護士の方からのお問い合わせをお願いします。

・全て完了した後に、公開できる範囲で情報を追加し、記事を再公開いたします。

 ・個別の誹謗中傷の相談には対応できません。まずは弁護士に相談してください。

・ネットの誹謗中傷と発信者情報開示の実態についての正しい知識を得たり、考えるきっかけになれば幸いです。この記事が広く読まれ、安易に危うきに近づずに済む人が増えることを祈っています。

 

 ・この記事の作成者 あかい(赤依)

  ・サークル名: タイニィ・アリス Twitter: @tinyalice_akai 

  ・同サークル名、同PNで2002年から二次創作小説で東京・大阪でサークル活動中。

  ・商業経験なしの島中。

 

 

発信者情報開示請求をしました。

 

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 本名ではない、商業的には使用していない筆名(同人用PN)で、匿名掲示板に対してIP開示請求を行い数十名のIP開示を行い、その中から特に酷い書き込みを行った発信者のプロパイダーに対して、民事事件で発信者情報開示請求を行い、2019年6月に3名(全員)の発信者の開示を受けました。

 ※同人用PNで発信者情報開示をしたのは、私が初めての事例ではありませんが、詳細を公開している方は少ない為、

 類似ケースにおいて参考になることを期待し、この記事を公開しています。

 

私のTwitterの開示事例はこちら

kousikideco.hateblo.jp

 ※Twitter社への発信者情報開示請求(IP開示)請求と、刑事事件での発信者情報開示請求は、こちらの記事に詳しく書かれていますので、そちらをご参照ください。

warbler.hatenablog.com

 

誹謗中傷の内容について

 以下の記事

kousikideco.hateblo.jp

 

 を書いた所、この記事が気に入らない公式凸を当然の権利とする過激派ファンにTwitterWEB拍手、マシュマロ、事実無根の虚偽と誹謗中傷を含んだまとめ記事の作成、私とTwitterで繋がっている方達の晒し行為、記事についてRTや言及した人に対して、私が「嘘付き」だから記事を信用するなという内容の直接のリプやDM、匿名掲示板での事実無根の虚偽の記載や誹謗中傷など、様々な匿名での嫌がらせを受けました。

 私は「ネット上で理想の自分を演じている虚言症の精神障害者」ということにされ、年齢・学歴・職業・夫がいること・法的手段をとったこと等、Twitterで呟いている日常は全て私の虚言(妄想)という、いわゆる嘘松認定をされ、誹謗中傷を現在も引き続き受けています。

20190801追記: 嘘松という言葉を使うのをやめて欲しいというご意見を頂きましたが、他人の発言に証拠もないのに嘘松と突っ込むのが好きな人達にこそ読んで貰いたいので、検索に引っかかって貰いたいのであえて使用しています。

 

 ・私には精神疾患の病歴は一切ありません。

 ・そもそも同人作家はイベント会場に行けば会える、ネット上だけの匿名アカウントの存在ではありませんので大きい嘘なんかつけません。

 ・私は2002年から同じサークル名・PNでサークル活動をしているため、私のライフログは、ブログ等で10年以上遡ることができます。

 ・私のアカウントはリアル友達と繋がる日常アカウントでもあり、中学の同級生や、大学時代からの友人、追っかけ友達、前ジャンルの友人など、10年、20年、30年と長く付き合いがあるリアルの友達と繋がりプライベートの交流・随時閲覧をされているアカウントのため、架空の学歴や職歴を盛ったり、現実に存在しない架空の夫を虚言できるような匿名アカウントではありません。(そーいう振る舞いができるのは、昨日、今日作った捨て垢だけでしょう。)

 ・私は夫と一緒にサークル活動を前ジャンルから20年以上しています。私の本の表紙イラストや装丁は夫の作品で、夫本人が毎回スペースに売り子として私より長時間います。

 ・私が本当に無職で貧困で経済力がなかったら、金のかかる同人活動や追っかけ趣味なんかできません。

 上記は全て裁判所に証拠提出済みで、事実無根のデマであることが認定されています。

 結局、私の発言が疑わしいから嘘だと言っている訳ではなく、気に食わないからネット上からアカウントを消したい、記事を消させたい、サークル活動をやめさせたい、私を虚言症で病気ということにして発言の信用ができない人物であるということにしたいがためにデマを吹聴し、集団でのいじめを楽しんでいたネットリンチのケースです。

 

※過激派のファンの人達がどういう人達かというと、こういう人達です。

(以下のページは私の作成したページではありません。)

ユーリ!!! on ICE 勝生勇利が不当に扱われていると主張し公式凸と誹謗中傷を繰り返す過激派まとめwiki

 

発信者情報開示訴訟とは?

 Twitter社や匿名掲示板などの誹謗中傷の投稿先(コンテンツプロバイダー)に対して裁判所からの仮処分を受けIP開示請求をし、発信者のIPを特定した後に、発信者の契約するインターネットプロバイダーを被告として発信者の個人情報の開示請求をする訴訟です。

 

 開示請求された発信者には、プロバイダーから以下のような「発信者情報開示に係る意見照会書」が届きます。(※私の訴訟で、反論として使われた実物から切り取り転載。)

 期間内に回答書を返信することで、発信者はブロバイダーを通して反論をすることができます。(その時点で開示を承諾し、和解することも可能です。)

 

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  ※ただし被告はあくまでプロバイダーになりますので、プロバイダーが契約している弁護士が、発信者からの回答書を元に、かつプロバイダーを守るために書面を作成し反論することになります。

 ※個人的にはこの書面が届いた段階で、弁護士に相談して開示の可能性がどのくらいあるのか確認し、戦うか和解するかを選択し、戦うと決めたなら弁護士に書面の作成を依頼するのをオススメします。

 

※正確な詳細は以下でご確認ください。 

特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 - Wikipedia

 

発信者情報の争点とは?

 発信者情報開示訴訟において、何が法廷で議論されるのかをよく知らない方も多いと思います。

 以下の2点が争点になります。

 

 争点1:記事の投稿による権利侵害の明白性

  ・記事の同定可能性 (投稿が原告(※あかい)について書かれたものであるかの検討)

  ・記事の投稿による不法行為の成否 (投稿内容が不法行為に当たるかの検討)

   不法行為には、名誉毀損罪、侮辱罪、個人情報を投稿するなどのプライバシーの侵害、加害予定を投稿するなどの脅迫罪などがある。

 

 争点2:被告の発信者情報保有の有無 

 

 ※この記事では特に争点1について扱います。

 

 以下が争点1 についての、私の訴訟の判決文から転載した、裁判所の争点1についての記載です。(原文ママ)

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実際に訴訟で使われた反論とそれに対する裁判官の見解

 ※無知なだけという反論もありますが、実際に訴訟中にあった反論なので、誤解している方が存在するかもしれないため、とりあげます。

 

反論ケース1 二次創作同人作家のPNでは開示請求は認められない。

 ・商業活動をしていないアマチュアの同人作家のPNだから、誹謗中傷されても読む人が知らないから名誉毀損にならない。

・本名で誹謗中傷していないのだから、名誉毀損にはならない。

・二次創作という著作権違反をしている悪い人の開示は認められない。

・名前を出してないから、あかいのことを言ってない。(違う人のことを言った。)

 

<裁判官による本訴訟の同定可能性に関する見解>

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 ①通常、誹謗中傷は晒し行為を伴うので、アカウント名の表記、Twitter等のキャプチャの添付、URLの記載などを伴うケースが多いと思います。

 上記の見解に当てはめれば、Twitterの炎上案件や私と同じような二次創作の同人作家も、同定可能性を認められる可能性も高いのではないかと思われます。(必ず、弁護士さんにご相談ください。)

 なお、テンプレートの投稿もIP開示が認められて投稿者のIPを所有していますし、発信者情報開示訴訟の中でも誹謗中傷と記載されています。

 安易に晒し目的のスレを立てると、例えキリ番でスレ立てしただけでも、開示請求の対象となる可能性がありますのでご注意ください。

 ②名前を伏せても、隠語を使ったとしても、前後の会話の文脈で判断されます。

 ③二次創作をしているから、誹謗中傷されたり、デマをばら撒かれても我慢しなくてはいけない訳ではありません。

 そもそも投稿者は著作権の権利者ではありませんし、発信者情報開示の争点には関係がありません。(※誹謗中傷に至った動機としては扱われるでしょうけど。)

 ※もちろん、権利者からの申し立てがあれば真摯に対応いたします。

 

反論ケース2: 匿名掲示板や匿名の投稿は信用度が低いから名誉毀損に当たらない。

 

<裁判官の見解>

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反論ケース3: ネットスラングを使えば名誉毀損にならない。

<裁判官の見解>

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反論ケース4:個人の感想だから名誉毀損にならない。

・思うと書けば、感想になるからいくら酷いことを書いても誹謗中傷や名誉毀損に当たらない。

 

 <裁判官の見解>

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注意1: 安易な嘘松認定について

 ・SNSでは証拠がないからと安易に嘘と決めつける、いわゆる「嘘松」認定する風潮がありますが、実際の訴訟となると、嘘と決めつけた根拠を証明しなければならないのは、嘘と決めつけた方になります。

 

<裁判官の見解>

 

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注意2: 証拠もないのに安易な精神の病気の決めつけは誹謗中傷確定です。 

 ・ネット上では安易に精神障害があると決めつける傾向がありますが、証拠もないのに、すぐに他人を病気扱いするのは、誹謗中傷認定の危険性が高いので、非常に危険なのでやめましょう。

 

 

小括&結論

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QA

 ※事前に、想定される質問について回答いたします。私に質問したい方は、以下の内容を確認し、重複した質問がないかご確認ください。

 体験者としての私の回答になりますので、回答に法的根拠がある訳ではありませんので、ご注意ください。

kousikideco.hateblo.jp

 

まとめ

「ネット上に匿名はない」とよく言われていますが、弁護士にお金を払えば個人情報を開示できるらしい、とは知っていても、そもそも「発信者情報開示訴訟」がどういうものなのかを、体験談を詳細に公開する人が少ないため、曖昧なままになっており、誤解が多いと感じます。

 実際、私を誹謗中傷してきた人達は、この程度の書き込みで開示がされる訳がないと思い込んでいましたし、訴訟中も主張してきました。

 今もまだ信じ込んで、私が妄想や虚言を書いていると誹謗中傷の投稿を続けている人達がいます。

 

 SNSや匿名掲示板の書き込みでは「よくある書き込み」であったとしても、現実の法の判断に当てはめると、不法行為と判断されるケースは多いです。

 今一度、ご自分の発言に問題がないかを、この記事をきっかけに振り返って考えて頂けると幸いです。

 

おまけ

・この記事では極力、私の動機等のお気持ち的なものは記載していません。

・誹謗中傷や嘘松認定にうんざりしているそこのあなたが、この記事を読んですっきりしてくれるだけでも嬉しいです。

・この記事が参考になった、以降の損害賠償請求に関する記事も読みたい、あかいに「お疲れ様!」と「ジュースを奢ってくれる」方用に、私の動機や何を考えていたのかを記事にしたPDF(150円)を作成しましたので、そちらを購入しお読みいただけると嬉しいです。

 ご購入頂いた費用で、ジュースを飲みたいと思います。Boostも歓迎です。

 

tinyalice.booth.pm

 noteも公開しました。pixivと同じ内容です。

note.mu

 

追記(2022/6/1)

 

2021年2月 1名と和解

kousikideco.hateblo.j

 

2022年3月 残りの2名分判決

kousikideco.hateblo.jp

 

QA集

 ※事前に、想定される質問について回答いたします。私に質問したい方は、以下の内容を確認し、重複した質問がないかご確認ください。

 体験者としての私の回答になりますので、回答に法的根拠がある訳ではありませんので、ご注意ください。

 

 

 

Q:誹謗中傷に苦しんでいて、発信者情報開示請求訴訟を検討している。

A:頑張って下さい! 類似ケースで使えそうであれば、私の判例をぜひ使用して下さい!

事件番号の問い合わせ フォームから、相談されている弁護士の方からお問い合わせ頂いてください。

・なおログの保存期間は半年〜1年程度なので、早めに決断する必要があるのでご留意を。

・ネットに強い弁護士に複数相談に行ってください。

 ネットに強い弁護士さんには、削除が専門の弁護士さんもいますので、開示に強い弁護士を探してください。無料相談はオススメできません。

 開示費用の賠償が認められるようになりつつあり、プラスになるケースもありますが、インターネットで誹謗中傷を行う人には経済力のない人が一般的に多いと言われており、開示請求費用も弁護士を利用したことのない方には高額と感じられる金額のため、結果が依頼者の期待値に沿わない可能性があり、弁護士さんもやんわり諦めるようにアドバイスしてくるケースがあります。

 個人的には、「社会に強く訴えたいことがある」もしくは「殴り返す自分の手が痛んでも、絶対一発は殴り返す。」という覚悟が決まったらやるといい訴訟ではないかと思います。私は前者です。

 なお、誹謗中傷者が自分の身近な人間である、と分かる書き込みをしている場合は、回収が見込める場合も多いと思います。よくご検討して下さい。

 ただ個人的にはそんなにオススメする訴訟ではありません。。

 これに関しては別の記事で詳しく記載したいと思います。その際は本当に訴訟を検討をしている方に読んで貰いたいので、数百円程度の有料のNoteで記事を公開予定です。

 誹謗中傷する側に妙な知識を付けさせることを避ける為、かつ、情報収集に数百円が払えないような状況であるのなら、そもそも弁護士費用は払えませんのでやっぱりオススメできません。

 

Q:発信者情報開示請求訴訟をしたいが、自己資金が足りない。

A: 弁護士費用は着手金、成功報酬と、10万円〜数十万円ずつ分割で支払っていきますので、一度に総額が必要ではありません。その間に貯めるという手もあります。

 現在では、リーガルファンディングなどのサービスもありますし、インフルエンサー等の一定数のファンのいる方でしたら、一部の金額を募金で集めるという手もあると思います。

 ただし、現状(2019年)では、法テラスではネットに強い弁護士さんを見つけるのはなかなか難しい気がします。。。

 

Q:発信者情報開示請求訴訟を行いたいが、地方に住んでいるため身近にネットに強い弁護士がいない。

A:現状では、ネットの開示訴訟に強い弁護士は都心に集中しています。

しかし、開示訴訟自体はプロバイダーの所在地になりますので、対象の裁判所は東京地裁になるケースが多いでしょう。

逆に地元の弁護士さんに依頼してしまうと、何度も出張費を請求されることになります。

メールで大抵のやりとりは可能ですので、東京の弁護士さんに相談してみてください。

 

Q:開示費用がいくら掛かったのか教えてください。

A:答えられません。

 弁護士費用は、相場はあっても定価はない時価になります。ケースや、依頼した弁護士さんで金額が変わります。私の場合の金額を聞いても、参考にはならないでしょうし、契約上の守秘義務に当たるものと考えますので、答えられません。

 検索すれば相場観はわかりますので、そちらでご確認ください。

 

Q:「発信者情報開示に係る意見照会書」が届きました。どうしたらいいでしょうか?

A:すぐにネットに強い弁護士さんに相談に行って下さい! 

 既にIP開示が認められている段階で、名誉毀損であると裁判所に1回認められている状態ですので、そこからひっくり返すのは、法知識のない素人ではかなり難しいだろうと個人的には思います。

 工程が進むほど請求者の開示費用(弁護士費用)=被害金額が上がっていきますので、請求される金額も上がって行きます。

 開示された後に損害賠償請求訴訟となれば、自分の弁護士費用&訴訟費用(裁判所に支払う費用)も乗ってきます。

 年々、開示費用の被告負担が認められるケースが増えています。この書面が届いた段階で、開示の可能性が高い投稿と弁護士に判断される場合は、その時点でごめんなさいすれば、自分の個人情報を開示しない条件で慰謝料を払って和解する等の有利になる交渉も可能だと思われます。

 Twitter等でIP開示の段階で弁護士が直接交渉し、和解に応じるケースがネットに散見されるのは、工程が進むほど被害額が上がり請求金額が上がるから、弁護士に勧められるからだと思われます。とにかく早く弁護士に相談に行って下さい。

 

公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件(短縮版)

最初に

このまとめは、二次創作、ファンコミュニティ、公式とファンのSNSを使用したコミュニケーション関係全般の問題提議と提案をするために作成したものです。

※長文が過ぎたので短くしましたけど、まだ長い。

 

作成者 あかい
トルーパーからの同人バブル世代の古の腐女子。二次創作同人歴は20年以上。職業はフリーランスIT土方(上流)。

対象
腐女子(特に二次創作を愛する者)、夢、オタク、ドルオタ、とにかく愛する推しのいる方。

 

 

前提

SNSの普及で漫画家や制作側と直接ファンがコミュニケーションが取れるようになっている。それに伴うトラブル=公式凸が問題になっている。

matome.naver.jp

→夢、腐、非公式のノマカプのいわゆる二次創作ファンが、絶対のはずの公式に自分の妄想を意見や要望として、一次創作に求めて良いのか、Twitterで議論になった。

※ここでは個人の理想の作品を二次創作とします。

→ついには公式凸がYahoo!ニュースにまでなってしまった。

 


②自ジャンルでは、公式アカウント、公式関係者、コラボ先企業などいわゆる公式アカウントへの公式凸が一年以上常態化しており、他ジャンルではあまり類を見ない状況になっている。

togetter.com

togetter.com

 

公式が自分の希望した展開と違う、自分が思うこうあるべき公式とは違う=公式が間違っていると一貫して主張し続けている。

 ※これらは極一部です。


そもそも公式凸は何が問題なのか?

様々な問題点が考えられる。

①コミュニケーションの質の問題。
SNSの普及で昔ならば、一生口を利く事もなかったであろう、漫画家やアニメーターなどの表現者や制作側と、コミュニケーションが直接取れるようになっている。
当然だが向こう側にいるのは人間である。コミュニケーションの取り方を誤れば、筆を折るような大惨事にもなりかねない。
‪②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題。
⇨こっそりと隠れて作品公開した個人サイト時代には、公式に自分の理想の展開を求めて突撃するなんて考えられなかっただろう。

二次創作を愛する者はグレーゾーンで活動するため、「公式には当たらず障らず迷惑を掛けず」というのが暗黙の了解になっており、烏合の衆であっても「自衛」と「二次創作を守る」という目的で公式から提示された明確なルールがなくても、自制的な行動が取れていたが、現在ではその暗黙の了解が通じなくなってきている。(という懸念。)
*1
③個人の発言の責任&営業妨害にあたる可能性の問題。
⇨公式のアカウントはオタクだけではなく、一般の人や子供、企業関連の人が見る可能性がある企業の広報ツールである。営業妨害に当たるようなデマを流布すれば、個人も責任を追及される現代において、ファンや個人は免罪符にはならない。
表現の自由の尊重の問題。
⇨①に類似するが、作品にファンは感想や感謝は伝えられても、方向性には口を出せない。作り手が「自分の良いと思った作品、作りたい作品を、自分の思い通りに作れる」ことを、「正義」としなければならない。

創作はサービス業ではないし、編集者でもクライアントでもないファンは、創作には関われない。

⑤ファンが減る可能性の問題。
⇨好きな漫画家が炎上して叩かれて、喜ぶ人は少ないだろう。アンチでもなければ。
民度という言葉があるように、特に女性はファンがめんどくさそうなファンの多いジャンルを避ける傾向がある。

 

なお今回の件で取られたアンケートでは以下の結果が出ている。

 ※RTに公平性があったとは言えないため、数値の信ぴょう性は怪しいが、少なくとも約3割が公式凸でファンが減る可能性がありうると答えており、約8割の人が公式凸が原因の炎上が悲しいと答えている。

公式凸が原因で、ファンが減る可能性は高い。

⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題。

金を払っている顧客であれば、子供向けの作品や男性ファンが多いような作品の公式アカウントに、マイノリティである大きなお友達腐女子が空気を読まない要望や意見をする事を、良しとしてしまって本当に良いのか。オタク全体のマナーの話。

 

togetter.com

金を払っていれば何を言ってもいいのなら、あなたはこれも許しますか?

⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題。

公式アカウントはファンへの公平性を担保しなければならない存在である。

公開で一部の声のでかいファンの要望を聞いてしまうことの、ファン同士の依怙贔屓感からくる争いにつながる危険性。

 

 

それ以外にも問題は多数あると思われるが、ここでは、特に②と⑤と⑥と⑦の問題をメインとして取り扱う。

 

 

 

提案

それでも作品の展開に、どうしてもここをこうしたらもっと売れるのに、面白くなるのにと、一言言いたくなってしまうことはあると思う。人間だもの。
(※差別的な表現や不具合など、公開で批判すべき内容はここでは除外する。)

その場合は、
①ご意見は第三者の見れる公式アカウントに直接ではなく、ご意見フォームなどのクローズドな場所で。

(意見を公式に言いたいという要件は、公開で公式アカウントに直接しなくても満たされるはずである。)
②感想や批判は匿名掲示板や自分のブログや自分のアカウントに、公式タグをつけずに好きなだけどうぞ。

(公式は見たければ検索して見るだろうから大丈夫。)

 

定番ではあるが、この二つを改めて強く提案したい。

公式を批判することを悪としているのではない。
公式アカウントは企業の広報ツールである。オタクだけが見るものではなく、一般の人、子供や、これからその作品とコラボしようと考えている企業関係者だって見るだろう、言うなればお店の入り口、玄関である。
スーパーの入り口でクレームを大声で叫んでいる人がいれば、他の客は入店を避けるし、「お客様、バックヤードへどうぞ」と必ず裏へ案内される。
もしその店のファンで、店を潰したくないのなら、料理に虫が入っていても、他の客に気づかれないようにそっとお店の人に教えるだろう。
好きな作品を潰さないための、ファンやオタクとしての質の向上の提案である。

 

そもそもその意見は正しいの?

⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題についてに関連する話。

 

オタクはマイノリティだ。Twitterでは自分と同じ嗜好の人だけをフォローしてるから、自分がさもマジョリティのような気がしてくるかもしれないが、腐女子コミケに参加するような層が世間のマジョリティになることは絶対にない。
ゲームがマニアの意見ばかり採用していれば、マニアックになりすぎたり、難易度が上がりすぎて商品は売れなくなる。
女子が戦う幼女向け作品の子供もお母さんも見ている公式アカウントに、大きなお友達が、「キャラにパンチラをさせればもっと円盤は売れる!俺なら買う!」としつこく公開で要望するのは、本当に正しいことだと言えるだろうか?そりゃあなたは買うかもしれないけどさぁ。。。


だからあなた個人の意見が、商業的にも一般的にも正しいなんてことはありえない。下手するとあなたがボコボコに叩かれて終わりだ。
あなたの萌えは誰かの萎えかもしれないし、あなたが原作で見たくない気に入らない女性キャラは、必ず誰かの推しキャラだ。
あなたの意見が通った所で、絶対に売れるとは限らないのだ。

オタクには自分が「少数派」であるという自覚が必要である。

 

公開で意見・要望をするデメリット

⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題の話。 

 

公式アカウントは公平性を担保しないといけない存在である。
一部の意見を公開で聞いてしまうと、味をしめた層が必ずエスカレートする。ソーシャルゲーム系で発生する詫び石乞食と同じである。
クローズドの意見ならば、採用に至っても、誰の発した意見なのか、第三者に気づかれずに済むというメリットがある。
公式が公平性を欠くと必ずファン同士で争いが生まれる。自ジャンルの公式アカウントがあんなことになっているのは、これが原因である。
公式が公開のクレームに言うことを聞いてしまい、味をしめさせてしまった。公式が初手を間違えたのだ。
最近、許斐先生が炎上したのは、ファンへの公平性が疑われたからだ。この場合、公式だけではなく、贔屓されたと噂された罪のない一ファンが一方的に叩かれる悲しい方向に向かってしまった。

matome.naver.jp

headlines.yahoo.co.jp


こちらもニュースになっている。


 

空気は感染する

今もどこかで公式凸は続いている。ただし、大抵は自浄作用が働き沈静化している。今の所。
ではなぜ、自ジャンルではいつまでたっても沈静化しないのか。
「これはいけないことである」という空気感を醸成できなかったのが原因だと考えている。
腐の世界では、棲みわけとして地雷=嫌なものは見ない自衛をする、ブロックして視界に入らないようにするというのが、Twitterの正しい使い方になっているが、それが悪い方向に作用してしまった。
いつだって、公式凸をする人間は少数だ。そのうち収まるだろうと見て見ぬ振りをしているうちに、公式凸する側の論理に影響を受ける人が増えてしまい、それが当然の権利だと感じる人が自ジャンルでは増えてしまった。空気は感染するのだ。

今回、私の呟きをリツイートしたのはいつもの人、数人が含まれる6人だった。いつものと書いたのは、いつも私の呟きを批判的にリツイートする公式凸が趣味?の人達である。

直接、意見をしてきたのはたった5人。

匿名で嫌味を送ってきたのは、WEB拍手1人、マシュマロ1人だった。

実際に公式凸している人数は少ないだろうと思っていたけど、やっぱり少なかった。

 

しかし、示威的なリツイートされた以下のアンケートでは、意見だから仕方がないと88%の人が答えている。(残念ながらバズらなかったので、偏った人しかリツイートしなかった。)

っていうか、公式の不備ってなんだろう・・・?自分が気に入らないの間違いでは?

 

 

繰り返しになるが、その不備によるとされる公式凸がこれである。

 

結果、公式凸を見たくないファンが公式アカウントをブロックするという、残念で本末転倒な方向に進んでいる。

完全に営業妨害である。

 

公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件

さて、お待たせしました。表題の「公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件」である。
これは

①旧来あったはずの暗黙の了解が通じなくなっている(腐は公式に見つからないよう潜むべきという価値観や、オタクは一般の人に迷惑をかけてはいけないという道徳の価値観)

SNSで作者や制作側との距離感が、確実に変わってきている(作り手側に敬意がもてなくなり、完全に上からのお客様目線になっている)

③不快な人がいるからやめましょうという、ネットマナーは通じなくなってきている

④自分さえ良ければ良いという感覚を、恥とは思わない人がいる

⑤公式の出した設定や作品性にファンが口を出し変更させる事を、金を出す顧客の言うことを利くのが当然と感じるお客様意識の強い人が増えている

 

という分かりやすいサンプルにしようと、意図的に仕掛けたものである。

※昔からこの手の人は一定数いて、電話や手紙で処理されていたし、匿名掲示板で棲み分けをしていたとのだと思う。SNSの普及で見える化した問題である。これからも発生し続けるだろう。

 

拡散を狙って、いっその事、私が叩かれても良いから炎上してくんないかなー!と思っていたので、わざと挑発的に書いています。感じ悪くてごめんなさいねー!

 

なお全部転載すると長すぎるので全部の転載はしていません。(ダブっている内容や必要ない部分は省きました。)

全部が見たい方はTwitterでどうぞ。


このやりとりを見て、公式凸をする人達の意見の方が正しいと感じる人がいるかもしれない。
でもこれは間違ってると思う人を増やさないと、私達は大事な仲間を失い、作者や制作関係者を無駄に傷つけ、愛する作品の未来を奪い、グレーゾーンを守れず、秘密の花園コミケを近いうちに追われてしまうだろう。

 

※なぜか二個ずつ表示されてしまう。。同時に会話してるので、分かりにくい部分があるかもしれません。

 

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※見えなくなったので一旦画像で掲載します。

※9/11追記  御本人は公式凸はされていないとのことです。二次界隈とは公式のことで、二次創作や同人界隈のことでは無いとのことです。

 注意してみました。公式凸をする権利の侵害というパワーワードに痺れます。。。

※ 検索に引っかかるのを狙いつつ煽ってみました。

 

以降、刺激が強いやりとりかもしれませんので別記事とします。

平気な人だけどうぞ。

 

kousikideco.hateblo.jp

 

まとめ

②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題に関する話になります。

私は今回、今も燃え続ける自ジャンルを何とかしたくてこんな文章を長々と書いている訳ではない。

自ジャンルに関してはもう公式が何とかしないと無理だと思うよ。

少なくともコラボ先や制作関係者の個人アカウントへの突撃は注意しようよ〜。。

 

togetter.com

こんな状態です。

 

昔、二次創作は公式や一般の人の目からは隠れなきゃいけないものだった。
それはグレーゾーンである秘密の花園を皆で守るという仲間意識と、生き残るための戦略としての公式に迷惑を掛けないという配慮や自衛からくるものだったはずだ。
pixivが出来て、SNSでオープンにオタクや腐女子が語るようになり、遠かった作者や制作側と直接コミュニケーションを取れるようになり、敷居は低くなり「コミケにお客様はいない」「二次創作はグレーゾーンであるがゆえに目立たないようにしないといけない」という、共通幻想は揺らいでいる。

我々は当然知っている、分かっているだろうと思い込んでいることを、実際に知らない人達がいる。


私は昔は良かったという話をしたいのではない。時代は変わる。その時代に合わせて、我々は変化し社会に合わせて常識を再構成し、今まで生き残ってきたはずだ。
グレーゾーンに生きるマイノリティの私達は、可能な限り、一般の人や、公式に迷惑を掛けないようにしないと生き残れない。
少なくとも公式には「敬意」と「感謝」と「誠意」を見せ続けないといけない。
向こう側にいるのは人間だ。心象ってものがある。
公式とファンの関係は、絶対にもっと幸福で、愛溢れる関係が築けるはずだと私は知っているし、信じている。
私達は新規の客を歓迎し、推しが違ってもファンが増え、推しを支える財布が増えたことを、コンテンツの寿命が伸びることを喜び、これからも布教活動に努めないといけない。

 

そして我々、過去の歴史を知る者は、新しく入ってきた何も知らない人達に、過去の悲しい事件を語り続けなければいけないし、教え、時に注意をしなければならない。
歴史を知っていれば防げたことを繰り返し、見せしめに磷付にされる運が悪く気の毒な人を、二度と出してはいけない。
推しの笑顔と自分の幸福ができるだけ長く続くように。

だから私達は、「コミケに徹夜で並んではいけない」と言い続けないといけないし、公式の営業妨害になりかねないし、ファンを減らしかねないから「公式凸はいけない」と言い続けないといけないし、「コミケにお客様はいない」と言い続けないといけない。

今ある自由が、当たり前に永遠に続く権利だと思ってはいけない。

公式に禁止されていないから、何をしても良いという空気を醸成してはいけない。必ず、公式に確認しようとする者が現れる。

私達にはもう腐が悪い、夢が悪い、NLが悪いと、罵り合ってるような余裕はない。
推しカプが違おうと、私達は同じ作品を愛するファンである。
推しジャンルは違っても二次創作を愛し、徐々に狭くなっていくグレーゾーンに生き、秘密の花園を守り、コミケのお客様ではなく参加者である同じ穴のムジナだ。

 

時代が変わり、法律も環境も変わり、我々が秘密の花園を完全に追われる日がくるかもしれない。

誰もが公式に禁止されていないと、好き勝手な事をして、一般や公式に迷惑をかけたり、ファン同士で争っていれば、必ずその日は早くやってくる。

その日が出来るだけ遠い遠い未来であることを、私は祈っている。

あなたが愛する推しと、一日でも長く一緒に幸福な日々を過ごせますように。

 

ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。

ご一考頂けますと幸いです。

 

 ※長々と書いた版はこちら。

kousikideco.hateblo.jp

 ※女性向け二次創作でコミケの重要度が下がっているのは認識していますが、ここでは二次創作を守るシンボルとして「コミケ」を使っています。

 

 

 

*1:※外から見れば二次創作のグレーゾーンなんか勝手に言ってるだけの著作権侵害だろ!知るか!って方がいるのは重々理解しております。
それでも我々は東に公式から訴えられる者あれば急ぎ当てはまる作品を消し、西に脱税で摘発される大手サークルがいれば慌てて確定申告に走りと、時代の変化に合わせて、同じ穴のムジナの連帯感とコミケにお客様はいません!の精神で、グレーゾーン=秘密の花園を守る努力と自衛をしてきた歴史があります。
なぜ同人女はすぐ学級会を開くのか。それはグレーゾーンの中での自由を守るためには、時代や環境の変化に合わせて変化=進化し、社会の中に適合し生き残っていく戦略として、我々には耐えず議論と情報収集とやってはいけないこと=マナーのアップデートが必要だからである。特定のジャンルの一人が公式に訴えられたけど、うちのジャンルには全く関係ないはありえないし、過去に起きた事件はくりかえし、戦争の悲惨さを語り継ぐように語り続けなければ我々はこの大事な秘密の花園を守れない。

公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件

最初に

このまとめは、二次創作、ファンコミュニティ、公式とファンのSNSを使用したコミュニケーション関係全般の問題提議と提案をするために作成したものです。拡散を期待して、刺激的なタイトルにしました!(※事実です。)

ぜひ一緒に考えて頂きたいです。よろしければ拡散をお願いいたします。
沢山の大事な「推し」のいる方に読んで頂き、この機会に少しでも考えて頂けたら幸いです。

 

作成者 あかい
トルーパーからの同人バブル世代の古の腐女子。二次創作同人歴は20年以上。職業はフリーランスIT土方(上流)。

対象
腐女子(特に二次創作を愛する者)、夢、オタク、ドルオタ、とにかく愛する推しのいる方。

 

 

前提

SNSの普及で漫画家や制作側と直接ファンがコミュニケーションが取れるようになっている。それに伴うトラブル=公式凸が問題になっている。

matome.naver.jp

→追記:夢、腐、非公式のノマカプのいわゆる二次創作ファンが、絶対のはずの公式に自分の妄想を意見や要望として、一次創作に求めて良いのか、Twitterで議論になった。

 
headlines.yahoo.co.jp

→ついには公式凸がYahoo!ニュースにまでなってしまった。

 


②自ジャンルでは、公式アカウント、公式関係者、コラボ先企業などいわゆる公式アカウントへの公式凸が一年以上常態化しており、他ジャンルではあまり類を見ない状況になっている。

togetter.com

togetter.com

seesaawiki.jp

追記:公式が自分の希望した展開と違う、自分が思うこうあるべき公式とは違う=公式が間違っていると一貫して主張し続けている。

 

 ※これらは極一部です。


そもそも公式凸は何が問題なのか?

様々な問題点が考えられる。

①コミュニケーションの質の問題。
SNSの普及で昔ならば、一生口を利く事もなかったであろう、漫画家やアニメーターなどの表現者や制作側と、コミュニケーションが直接取れるようになっている。
当然だが向こう側にいるのは人間である。コミュニケーションの取り方を誤れば、筆を折るような大惨事にもなりかねない。
‪②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題。
⇨特に二次創作を愛する者はグレーゾーンで活動するため、「公式には当たらず障らず迷惑を掛けず」というのが暗黙の了解になり、烏合の衆であっても「自衛」と「二次創作を守る」という目的で公式から提示された明確なルールがなくても、自制的な行動が取れていたが、現在ではその暗黙の了解が通じなくなってきている。(という懸念。)
*1
③個人の発言の責任&営業妨害にあたる可能性の問題。
⇨公式のアカウントはオタクだけではなく、一般の人や子供、企業関連の人が見る可能性がある企業の広報ツールである。営業妨害に当たるようなデマを流布すれば、個人も責任を追及される現代において、ファンや個人は免罪符にはならない。
表現の自由の尊重の問題。
⇨①に類似するが、作品にファンは感想や感謝は伝えられても、方向性には口を出せない。それこそ推しが死んでも結婚しても、泣いて愚痴る事や、自分の所持している単行本を燃やすことは出来ても最終的には受け入れ、二次創作で消化するのが腐女子の美学であろう。当然ながら、ファンの多数決やグッズの売れ行きで生き返らせたりできるものではない。
作り手が「自分の良いと思った作品、作りたい作品を、自分の思い通りに作れる」ことを、「正義」としなければならない。

創作はサービス業ではないし、編集者でもクライアントでもないファンは、創作には関われない。

⑤ファンが減る可能性の問題。
⇨炎上と喧嘩はネットの花という部分もあるが、それは自分に関係ない、完全に第三者の場合である。人が言い争うのを見る事自体を嫌がる人も一定数いる。
好きな漫画家が炎上して叩かれて、喜ぶ人は少ないだろう。アンチでもなければ。
民度という言葉があるように、特に女性はファンがめんどくさそうなファンの多いジャンルを避ける傾向がある。

 

なお今回の件で取られたアンケートでは以下の結果が出ている。

 ※RTに公平性があったとは言えないため、数値の信ぴょう性は怪しいが、少なくとも約3割が公式凸でファンが減る可能性がありうると答えており、約8割の人が公式凸が原因の炎上が悲しいと答えている。

公式凸が原因で、ファンが減る可能性は高い。

⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題。

金を払っている顧客であれば、子供向けの作品や男性ファンが多いような作品の公式アカウントに、マイノリティである大きなお友達腐女子が空気を読まない要望や意見をする事を、良しとしてしまって本当に良いのか。オタク全体のマナーの話。

⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題。

公式アカウントはファンへの公平性を担保しなければならない存在である。

公開で一部の声のでかいファンの要望を聞いてしまうことの、ファン同士の依怙贔屓感からくる争いにつながる危険性。

 

 

それ以外にも問題は多数あると思われるが、ここでは、特に②と⑤と⑥と⑦の問題をメインとして取り扱う。

 

そもそもファンとは何なのか。

⑤ファンが減る可能性の問題に関連する話になる。

※ここは書き手の私見が入るため、異論は多数あると思うので、一旦、私の一人称で語る。

まず前提として、私は漫画・アニメ版権の二次創作も行っている腐女子だが、舞台・アイドル(モノノフ)などのいわゆるナマモノの追っかけも兼務する舞台オタ・ドルオタである。なおナマモノ同人経験もある。

私はファン活動とは、布教活動と見返りを期待しない投資活動であると思っている。
特にアイドルが明示的だが、コンテンツビジネス全般は、新規ファンを常に獲得し続けないと寿命が尽きる。
今いるファンは、必ず時間の経過と共に減って行く。私達が推しのあの輝きを浴び続けるためには、新規が入りにくい空気感を作ってはいけないし、次の大箱ライブやCD発売に繋げるために、必死で布教活動をする。
例え推しは違っても、私達は同じアイドル、同じ舞台、同じ作品を愛する仲間であるという、ファンの暗黙の連帯感が存在すると私は信じてきた。
実際、推しの顔に泥を塗らないように、一般社会のマナーを守る、地域復興のイベントでは地域に積極的にお金を落とすなどの、「ファンの誇り」を持つにいたる公式とファンの関係の良い循環を見ている。(勿論、モノノフにもマナーの悪い者はいる。でもそれは必ずファンの間で悪とされるし、個人の自由などと許されることはない。)
ファンがファン同士で争い、ファンが減ることを喜ぶようなファンはいないと信じてきた。ファンが減ればそれだけ、コンテンツの寿命を削るからだ。
ファンには勿論、色んなファンがいる。子供もいれば、男性もいれば、女性もいれば、ライトファンも、濃いオタクもいる。推しへの金の使い方は人それぞれである。CDを家族で1枚買うファンもいれば、1人で100枚買うファンもいる。でも漏れなく、推しを愛して支えるファンであり、推しを養う財布である。その時に、個人単位のファンの金の使い方について批判する必要もランクをつける必要も、マウントを取り合う必要もない。(勿論オタク向けのビジネスはある。しかしライト層を除外する必要はない。)
私達は推しの永遠を夢に見る。不可能な夢だと分かっていても、夢を見る。私の推しの緑は引退してしまったけど、それでも私は夢を見た。泣いたけど、それが生きている人間を推すということである。
推しが次に出した楽曲が方向性が変わりすぎて気に入らないかもしれない。メジャーデビューしたら曲が一般向けになってしまい、好きだった毒がなくなってしまうなんてことはよくある話だ。
その時に裏切られた、今まで使った金返せ!と思うようなら、お金を使ってはいけない。そう思うようなら、オタクに向いていないのだ。
推すとは、見返りを期待しない、推しの未来へ繋げるための投資活動である。そこで金出した俺達の言う通りにしろと言い出すような、毒親のようなファンにはなってはいけないし、一個人の意見を通すために、クレームを入れ続けるようなクレーマーや、推しの扱いを関係者に抗議し続けるようなモンスターペアレントになってはいけない。そんな苦しくて辛いことに、あなたの貴重な時間やお金を使ってはいけない。
クライアントならば、クライアントの意向通りに作品を作る必要があるが、ファンはクライアントではないのだ。
ファンは制作には関われない。展開が気に入らなければ、離れることができるし、買わないという選択が出来る。ファンには選択の自由があるから、対等である。
引退する推しにアイドルを続けろと強要することはできないし、間違っているとクレームを入れ続けても、原作内で死んだ推しキャラはファンタジー作品でもなければ生き返らない。
推しは人生のある人間だし、作品の向こう側にいるのも意思のある人間であり、1ファンが侵害できない表現の自由がある。
自分の好きな作品を見たければ、最終的には自分で書くしかない。そういう意味では、自分の好きな理想の続きを作るのが妄想であり、二次創作である。

 

色んなファンがいるだろう。ここではどのファンが正しいという議論がしたい訳ではない。
色んなファンがいるという前提のもとで、あなたの推し作品や推しアイドルや推しキャラの笑顔をこれからも見続けるために、様々な価値観のファンが共存して行くため、多様化に対応して行こうという提案をしたい。

 

提案

それでも作品の展開に、どうしてもここをこうしたらもっと売れるのに、面白くなるのにと、一言言いたくなってしまうことはあると思う。人間だもの。
(※差別的な表現や不具合など、公開で批判すべき内容はここでは除外する。)

その場合は、
①ご意見は第三者の見れる公式アカウントに直接ではなく、ご意見フォームなどのクローズドな場所で。

(意見を公式に言いたいという要件は、公開で公式アカウントに直接しなくても満たされるはずである。)
②感想や批判は匿名掲示板や自分のブログや自分のアカウントに、公式タグをつけずに好きなだけどうぞ。

(公式は見たければ検索して見るだろうから大丈夫。)

 

定番ではあるが、この二つを改めて強く提案したい。

公式を批判することを悪としているのではない。
公式アカウントは企業の広報ツールである。個人のアカウントとは違う。予算を使ってスタッフを使い運営しているものだ。
当然、オタクだけが見るものではなく、一般の人、子供や、男性、女性、これからその作品とコラボしようと考えている企業関係者だって見るだろう、言うなればお店の入り口、玄関である。
スーパーの入り口でクレームを大声で叫んでいる人がいれば、他の客は入店を避けるし、「お客様、バックヤードへどうぞ」と必ず裏へ案内される。
もしその店のファンで、店を潰したくないのなら、料理に虫が入っていても、他の客に気づかれないようにそっとお店の人に教えるだろう。
好きな作品を潰さないための、ファンやオタクとしての質の向上の提案である。

 

そもそもその意見は正しいの?

⑥金を払っていれば、どんな要望も意見も公式凸して、良しとするのかの問題についてに関連する話。

 

オタクはマイノリティだ。Twitterでは自分と同じ嗜好の人だけをフォローしてるから、オタクに関するワードが度々トレンド入りするから、自分がさもマジョリティのような気がしてくるかもしれないが、腐女子コミケに参加するような層が世間のマジョリティになることは絶対にない。気のせいだ。

誰もがエロ絵やBLを見たい人ばかりではないし、子供だってそのお母さんだってPTAだってTwitterを見る。
ゲームがマニアの意見ばかり採用していれば、マニアックになりすぎたり、難易度が上がりすぎて商品は売れなくなる。
銀魂の実写映画をどれだけ原作ファンが、「土方さんはそんなこと言わない!」と批判しても、映画のチケットは売れ続けている。 

女子が戦う幼女向け作品の子供もお母さんも見ている公式アカウントに、大きなお友達が、「キャラにパンチラをさせればもっと円盤は売れる!俺なら買う!」としつこく公開で要望するのは、本当に正しいことだと言えるだろうか?そりゃあなたは買うかもしれないけどさぁ。。。


だからあなた個人の意見が、商業的にも一般的にも絶対的に正しいなんてことはありえない。下手するとあなたがボコボコに叩かれて終わりだ。
あなたの萌えは誰かの萎えかもしれないし、あなたが原作で見たくない気に入らない女性キャラは、必ず誰かの推しキャラだ。
漫画やアニメは、今や一部のオタクだけが楽しむものではない。勿論、本来のユーザーだった子供だっている。
あなたの意見が通った所で、絶対に売れるとは限らないのだ。


オタクには自分が「少数派」であるという自覚が必要である。

だからこそ、一般の人がくる映画館にコスプレで行っては行けないし、聖地巡礼でお金を落とすからと、我が物顔で聖地に住む人達に迷惑を掛けて良い訳ではない。マナー違反を繰り返せば、聖地巡礼という楽しみ自体を禁じられてしまう。それが社会の仕組みである。

 

公開で意見・要望をするデメリット

⑦公開で一部のファンの要望を答えることのファンへの公平性を損なう問題の話。 

 

公式アカウントは公平性を担保しないといけない存在である。
一部の意見を公開で聞いてしまうと、味をしめた層が必ずエスカレートする。ソーシャルゲーム系で発生する詫び石乞食と同じである。クレームは必ず裏で個別に処理しなければいけないのは商売の鉄則だし、味をしめさせてしまうと厄介なことになる。
クローズドの意見ならば、採用に至っても、誰の発した意見なのか、第三者に気づかれずに済むというメリットがある。
公式が公平性を欠くと必ずファン同士で争いが生まれる。自ジャンルの公式アカウントがあんなことになっているのは、これが原因である。
公式が公開のクレームに言うことを聞いてしまい、味をしめさせてしまった。公式が初手を間違えたのだ。
最近、許斐先生が炎上したのは、ファンへの公平性が疑われたからだ。この場合、公式だけではなく、贔屓されたと噂された罪のない一ファンが一方的に叩かれる悲しい方向に向かってしまった。

matome.naver.jp

headlines.yahoo.co.jp


こちらもニュースになっている。


 

空気は感染する

今もどこかで公式凸は続いている。ただし、大抵は自浄作用が働き沈静化している。今の所。
ではなぜ、自ジャンルではいつまでたっても沈静化しないのか。
「これはいけないことである」という空気感を醸成できなかったのが原因だと考えている。
腐の世界では、棲みわけとして地雷=嫌なものは見ない自衛をする、ブロックして視界に入らないようにするというのが、Twitterの正しい使い方になっているが、それが悪い方向に作用してしまった。
いつだって、公式凸をする人間は少数だ。そのうち収まるだろうと見て見ぬ振りをしているうちに、公式凸する側の論理に影響を受ける人が増えてしまい、それが当然の権利だと感じる人が自ジャンルでは増えてしまった。空気は感染するのだ。

今回、私の呟きをリツイートしたのはいつもの人、数人が含まれる6人だった。いつものと書いたのは、いつも私の呟きを批判的にリツイートする公式凸が趣味?の人達である。

推しカプ違うなら見なきゃいいのにねー!

実際、もっと炎上するかなーと思っていたけど、直接、意見をしてきたのはたった5人。

匿名で嫌味を送ってきたのは、WEB拍手1人、マシュマロ1人だった。

実際に公式凸している人数は少ないだろうと思っていたけど、やっぱり少なかった。

今、SNSで炎上させるのって難しいのねぇ。。。

 

しかし、示威的なリツイートされた以下のアンケートでは、意見だから仕方がないと88%の人が答えている。(残念ながらバズらなかったので、偏った人しかリツイートしなかった。)

っていうか、公式の不備ってなんだろう・・・?自分が気に入らないの間違いでは?

 

 

繰り返しになるが、その不備によるとされる公式凸がこれである。

 

結果、公式凸を見たくないファンが公式アカウントをブロックするという、残念で本末転倒な方向に進んでいる。

完全に営業妨害である。

 

公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件

さて、お待たせしました。表題の「公式凸を注意したら、公式アンチはジャンルを去れと言われた件」である。
これは

①旧来あったはずの暗黙の了解が通じなくなっている(腐は公式に見つからないよう潜むべきという価値観や、オタクは一般の人に迷惑をかけてはいけないという道徳の価値観)

SNSで作者や制作側との距離感が、確実に変わってきている(作り手側に敬意がもてなくなり、完全に上からのお客様目線になっている)

③不快な人がいるからやめましょうという、ネットマナーは通じなくなってきている

④自分さえ良ければ良いという感覚を、恥とは思わない人がいる

⑤公式の出した設定や作品性にファンが口を出し変更させる事を、金を出す顧客の言うことを利くのが当然と感じるお客様意識の強い人が増えている

 

という分かりやすいサンプルにしようと、意図的に仕掛けたものである。

※昔からこの手の人は一定数いて、電話や手紙で処理されていたし、匿名掲示板で棲み分けをしていたとのだと思う。SNSの普及で見える化した問題である。これからも発生し続けるだろう。

 

拡散を狙って、いっその事、私が叩かれても良いから炎上してくんないかなー!と思っていたので、わざと挑発的に書いています。感じ悪くてごめんなさいねー!

 

なお全部転載すると長すぎるので全部の転載はしていません。(ダブっている内容や必要ない部分は省きました。)

全部が見たい方はTwitterでどうぞ。


このやりとりを見て、公式凸をする人達の意見の方が正しいと感じる人がいるかもしれない。
でもこれは間違ってると思う人を増やさないと、私達は大事な仲間を失い、作者や制作関係者を無駄に傷つけ、愛する作品の未来を奪い、グレーゾーンを守れず、秘密の花園コミケを近いうちに追われてしまうだろう。

 

※なぜか二個ずつ表示されてしまう。。同時に会話してるので、分かりにくい部分があるかもしれません。

 

 

 注意してみました。公式凸をする権利の侵害というパワーワードに痺れます。。。

※9/11追記  御本人は公式凸はされていないとのことです。二次界隈とは公式のことで、二次創作や同人界隈のことでは無いとのことです。

※ 検索に引っかかるのを狙いつつ煽ってみました。

 

以降、刺激が強いやりとりかもしれませんので別記事とします。

平気な人だけどうぞ。

 

kousikideco.hateblo.jp

 

まとめ

②グレーゾーンを守るための暗黙の了解の喪失問題に関する話になります。

私は今回、今も燃え続ける自ジャンルを何とかしたくてこんな文章を長々と書いている訳ではない。

自ジャンルに関してはもう公式が何とかしないと無理だと思うよ。

少なくともコラボ先や制作関係者の個人アカウントへの突撃は注意しようよ〜。。

 

togetter.com

こんな状態です。

 

昔、二次創作は公式や一般の人の目からは隠れなきゃいけないものだった。
だから我々は、電車の中で薄い本を読まず、同人封筒を使わずに返信用封筒に62円の切手を貼って中に入れて問い合わせをし、個人サイト時代は一ページ目に注意書きを長々と書き、エンターキーの場所を分かりにくい場所に隠し、毒吐きネットマナーを読んで、URL請求サイトを作った。
それはグレーゾーンである秘密の花園を皆で守るという仲間意識と、生き残るための戦略としての公式に迷惑を掛けないという配慮や自衛からくるものだったはずだ。(昔だって、公式に薄い本を送りつける人はいたが、少なくとも悪いこととされていたし、秘密裏に処理されていた。秘密裏に処理されなかったのがポケモン事件である。)
pixivが出来て、SNSでオープンにオタクや腐女子が語るようになり、遠かった作者や制作側と直接コミュニケーションを取れるようになり、敷居は低くなり「コミケにお客様はいない」「二次創作はグレーゾーンであるがゆえに目立たないようにしないといけない」という、共通幻想は揺らいでいる。

我々は当然知っている、分かっているだろうと思い込んでいることを、実際に知らない人達がいる。


私は昔は良かったという話をしたいのではない。時代は変わる。その時代に合わせて、我々は変化し社会に合わせて常識を再構成し、今まで生き残ってきたはずだ。
グレーゾーンに生きるマイノリティの私達は、可能な限り、一般の人や、公式に迷惑を掛けないようにしないと生き残れない。(実際、今だって腐やオタクであることを社会に隠して生きている人は多いはずだ。)
少なくとも公式には「敬意」と「感謝」と「誠意」を見せ続けないといけない。
お金を落としている我々の当然の権利だと、デカイ顔で公式に公開で個人的な要求をしてはいけない。無駄に荒れる元だ。

向こう側にいるのは人間だ。心象ってものがある。
公式とファンの関係は、絶対にもっと幸福で、愛溢れる関係が築けるはずだと私は知っているし、信じている。
私達は新規の客を歓迎し、推しが違ってもファンが増え、推しを支える財布が増えたことを、コンテンツの寿命が伸びることを喜び、これからも布教活動に努めないといけない。

二次創作はファンアート=布教活動が建前だ。ファン同士が数でマウントを取り合ったり、ファンを減らすためのものではない。

推し作品のファンである喜びと誇りを持ち、作家や制作サイドに感謝し続けなければいけない。ファンは作品の消費者ではないのだ。消費すれば作品はなくなってしまう。

そして我々、過去の歴史を知る者は、新しく入ってきた何も知らない人達に、過去の悲しい事件を語り続けなければいけないし、教え、時に注意をしなければならない。
歴史を知っていれば防げたことを繰り返し、見せしめに磷付にされる運が悪く気の毒な人を、二度と出してはいけない。
推しの笑顔と自分の幸福ができるだけ長く続くように。

だから私達は、「コミケに徹夜で並んではいけない」と言い続けないといけないし、公式の営業妨害になりかねないし、ファンを減らしかねないから「公式凸はいけない」と言い続けないといけないし、「コミケにお客様はいない」と言い続けないといけない。
子供向けのコンテンツではR18表現の公開に気をつけろと注意喚起し、どのジャンルでも刺激の強すぎる見る人を選ぶイラストはプライベッターなどでワンクッション置かなければいけない。
私達は、公式にグレーゾーンを見て見ぬふりをして頂ける感謝と愛を、思い出し、再び暗黙の了解でゆるく結束しなければならない。 

今ある自由が、当たり前に永遠に続く権利だと思ってはいけない。

公式に禁止されていないから、何をしても良いという空気を醸成してはいけない。必ず、公式に確認しようとする者が現れる。
少なくとも(特に)日本人は空気を読む。ジョジョの公式アカウントに、公式絵に推しカプが隣に並んでないから間違ってる!と突撃していくような向こう見ずな馬鹿はいない。絶対に、ここなら許されると判断してやっているのだ。許斐先生に失礼な口をきいたら、我々信者が絶対に許さない。
私達にはもう腐が悪い、夢が悪い、NLが悪いと、罵り合ってるような余裕はない。
推しカプが違おうと、私達は同じ作品を愛するファンである。
推しジャンルは違っても二次創作を愛し、徐々に狭くなっていくグレーゾーンに生き、秘密の花園を守り、コミケのお客様ではなく参加者である同じ穴のムジナだ。

時代が変わり、法律も環境も変わり、我々が秘密の花園を完全に追われる日がくるかもしれない。

誰もが公式に禁止されていないと、好き勝手な事をして、一般や公式に迷惑をかけたり、ファン同士で争っていれば、必ずその日は早くやってくる。

その日が出来るだけ遠い遠い未来であることを、私は祈っている。

あなたが愛する推しと、一日でも長く一緒に幸福な日々を過ごせますように。

 

ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。

ご一考頂けますと幸いです。

 

 

 

※なお、私はオープン腐を守りたいとは全く思っていない。そんなものが当然の権利だと思わない。
また何か大きな事件でも起きれば、二次創作アカウントは鍵を掛けるのが常識に変わるだけの話だと思っている。
その時に対応すれば良いし、オープン腐を守りたい人が守るための活動をすれば良いと思います。

※女性向け二次創作でコミケの重要度が下がっているのは認識していますが、ここでは二次創作を守るシンボルとして「コミケ」を使っています。

同人誌は販売ではなく頒布、「コミケにお客様はおらず参加者しかいない」の精神は大事。

 

*1:※外から見れば二次創作のグレーゾーンなんか勝手に言ってるだけの著作権侵害だろ!知るか!って方がいるのは重々理解しております。
それでも我々は東に公式から訴えられる者あれば急ぎ当てはまる作品を消し、西に脱税で摘発される大手サークルがいれば慌てて確定申告に走りと、時代の変化に合わせて、同じ穴のムジナの連帯感とコミケにお客様はいません!の精神で、グレーゾーン=秘密の花園を守る努力と自衛をしてきた歴史があります。
現在では二次創作全般を禁止する公式や、公式グッズとバッティングするようなグッズの作製を禁じる公式が増えている。
なぜ同人女はすぐ学級会を開くのか。それはグレーゾーンの中での自由を守るためには、時代や環境の変化に合わせて変化=進化し、社会の中に適合し生き残っていく戦略として、我々には耐えず議論と情報収集とやってはいけないこと=マナーのアップデートが必要だからである。特定のジャンルの一人が公式に訴えられたけど、うちのジャンルには全く関係ないはありえないし、過去に起きた事件はくりかえし、戦争の悲惨さを語り継ぐように語り続けなければ我々はこの大事な秘密の花園を守れない。
公式が禁止していないから何でも私の好きにして良い!と、言わせてしまう空気を作ってはいけないのだ。そうなれば必ず公式にどこまでOKかを確認しようとするものが現れる。公式に確認すれば、グレーだったものは、一瞬で黒になる。

続き

 

 ※煽ってます。

 

 

 

 

 ※自分が気に食わないから不良品!という決めつけは、完全にデマの流布に当たるからやめた方がいいよ。。。そもそもクレーム送りまくるのが普通じゃないよ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※少なくとも個人サイト時代の腐女子なら、この手のアイテムを公式に描けと凸ったりはしない。。。しかもカプ名あげたり、腐アイコンのままでは。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 丁寧な言葉で送ってる意見・要望とやらがこれである。。。姑やお局って、本気で良かれと思って言ってて嫌味言ってる自覚ないんだろうなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい。三人目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コラボ先に突撃するのは、マジでやめた方が良いと思うよ。。。誰もコラボしてくれなくなるよ。。。

 

あんたらの仲間、カプ名がっつり出して突撃しとるぞぃ。。。 

 

 最終的には、ありうると答えた人が29%、そうは思わない人は50%でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、ファンを減らしても、第三者を不快にさせても知らんし、自分の自由のみを主張すると言うのがご主張でした。